文章では、ほんの一部しか伝えることができませんが、当園の理念をご確認頂きたく、必ずお読みください。
当園の理念等制定の背景には、以下の子どもを取り巻く社会状況が、背景にあります。
①②③④⑤⑥に関して ⇒ 3年前、5年前、10年前、20年前を思い描いてください。ハイブリッド車と、TVの大きさと、スマホや携帯を思い浮かべてください。
パソコン・IT環境の台頭により、時代は加速をつけて変化し、時間や空間の幅は、広がると同時に、ある意味、狭くなりました。大人は勿論、子どもを取り巻く環境は、20年前(お母さんお父さんが子どもの頃)とは全く違います。
そして時代は変化を続けていきます。
将来、外国人の労働力参入と機械やPC、AIによる人員削減は進むものと予測されます。しかし20年先の社会構造のハッキリとした予測は困難です。
だからこそ子どもに対しては、どんな社会がきても、その子が幸せな道を歩めるように、不幸にならないように、自分自身で仕事に取り組む力、仕事に取り組みお金を稼ぐ力、お金を稼ぎ生活を維持していく力「魚の食べ方ではなく、魚の釣り方」を身に付けさせる必要があります。
これが「ジリツ」
自立 ⇒ 経済的独立
自律 ⇒ 自分をコントロールすることです。
「ジリツ」 ⇒ 自分の人生を自分の責任において生きること ⇒ 「覚悟」
子育ての目的は「ジリツ」自立・自律=覚悟です。
そして社会の潤滑油である挨拶、返事、恥、感謝、マナーを身につけることです。
※最近は魚の食べ方どころか、口の開け方を教える風潮があります。
私(愛育会)の活動信念は、本村洋さん(光市母子殺害事件被害者遺族)の以下の言葉に基づいています。
私が、このような活動や発言を行っているのは一つの信念からです。それは「社会をより良くしたい」というものです。人は1人では生きられない。社会という集団の中でしか生きていかざるを得ません。
しかもその社会は常に不完全です。しかしながら、それぞれが与えられた社会的な立場の中で最適な活動を行っていくことによって、社会は少しずつ良くなっていく。部分的な「最適化」の積み重ねによって全体が改善されてゆく、そのような構造なのだと考えています。
奇しくも私には犯罪被害者遺族という立場が与えられました。私の家族は犯罪の犠牲者という立場でその一生を終えました。この現実と対峙したとき、私が被害者遺族という立場で行動することが社会人としての責任だと思いました。
★引用元:光市母子殺害事件
★著者:本村洋/宮崎哲弥/藤井誠二